The olympic goes to the world on fiber!

就職支援担当の山口です。

緊急事態宣言の中、東京ではコロナの新規患者が千人以上となったそうで、まだまだ終息の気配は見えません。

そんな中、東京オリンピックが来週から開催されます。(やる、とか、やらない、とかはっきり宣言されていないけど、たぶんやるんでしょうね)

今はオリンピックやサッカーW杯などのビッグイベントは、全世界にライブ配信されTVを通じてお茶の間で競技を楽しめる時代です。20年ちょっと前までは、TV中継というと人工衛星を利用していましたが、伝送できるデータ量も少なく、地上~衛星~地上の往復で0.5秒程度の遅延が生じることもあり、品質は今と比べてそれほど良いものではありませんでした。

最近は世界中に広がる光海底ケーブルネットワークを利用することで、ハイビジョンや4k/8kなど高画質(高データ量)の映像を遅延なく伝送することが可能となりました。今大会も、日本から世界に向けて白熱の競技映像が、光海底ケーブル経由で配信されることでしょう。

ところで茨城は、千葉と並んで東日本における海底ケーブル陸揚局の要所の一つです。

ケーブルを引き込みやすい地形や通信の集約拠点である東京に近い場所、など、条件がぴったりだったようです。米国/アジアと直接つながるケーブル局が、北茨城市の中郷町とひたちなか市の阿字ヶ浦にあります。おそらくここのケーブルを利用して、全世界向けに生の競技映像が伝送されると思います。オリンピック映像のゲートウェイ!ちょっと誇らしいですね。