神が憑いている
経理担当の鈴木です。
先月、母のもとに何十年ぶりに故郷の友人4人が遊びに来ました。
久々に会えた友人たちとの時間を楽しんでいる母を見て、私も嬉しく思っていました。それからも、たまにLINEや電話でやりとりしたりと楽しそうで、良い再会だったなと思っていたのですが…。
ある日急に「お母さん、明るく見えるのかな?友達と話してると、みんな“〇〇ちゃん(母)は明るくていいよね”って言われるんだけど」と言い出しました。
明るく見られているなら良いじゃないかと思いましたが、母曰く「お母さんはすぐにうじうじするし、自分では暗いと思うんだけど」と納得いかない様子。
正直、その時は「まぁ、どっちでもいいんじゃない?」と思って流してしまったんですが、この話題を諦めていなかった母は、週末、家族が集った場で再び「お母さんさ、自分では全然明るいと思わないんだけど、何でか友達には“明るくていいよね”って必ず言われるんだよね…」と、言い始めました。
話しながら、神妙な面持ちで妹に渡すお土産が入った紙袋を持つために俯いて手を伸ばす母。
手を伸ばした影響で母の身体の前に垂れ落ちてきた、携帯電話をいれた斜め掛けのポシェット。
母は、神妙な面持ちのまま、邪魔なポシェットをわしづかみにして、本体を背中側に回そうと放り投げました。
ポシェットは、見事な放物線を描いて母の背中側を通過し、結果、元の場所に戻りました。
2秒の静寂の後、母以外の全員が大爆笑しました。神妙だった母も、さすがに笑ってました。
こんな笑いの神に憑かれた母が友人から「暗いね」と言われることは、多分一生ないでしょう。いつも笑いを提供してくれる素晴らしい母のお話でした(笑)
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