ちょっと不思議な労務のはなし
経理担当の鈴木です。
今日は午前中に外出があったのですが、湿度と暑さで融けそうでした。皆さまくれぐれも水分補給を忘れなくお過ごしくださいね。
さて、私がフェイスアップひたちで担当しているのは冒頭のとおり経理と人事労務関連の業務です。もちろんどの仕事も真剣にやってるんですが、「あー、これやってる私って経理(人事労務)っぽい」と感じる作業が何個かあります。
4月のブログで毎年1回は決算がらみのネタを書いてますが、経理、会計側で「やってる感」が持てる最大の業務はやはり決算です。ボスです。
人事労務がらみの業務には「やってる感」が出やすいものが多いのですが、今日の外出の理由である「労働保険の更新」と「算定基礎届」の提出もその一つです。無事に両方の手続きを終えることが出来て良かったのですが、ふと不思議に思いました。
会計の業務って、主に過ぎたことをまとめて申告するのですが(決算は前年度の会計が全て終わった状態のものを申告しますね)、人事労務の届出って、だいたい「先を見積もったもの」をもとにして作成するんです。
例えば今日提出した労働保険は「昨年度分を確定させて、その数字をもとに来年3月分までの労働保険料を決める」手続きですし、算定基礎届は「4月から6月の状況をもとにして来年9月までの社会保険料を決める」手続きです。
こうして見ると、人事労務の手続きって、ちょっと未来を予測して動くものが多い気がします。
労働保険料や標準報酬(社会保険料を決める為の基準額)をあらかじめ決めておくことで、病気や出産などで休んだ時、手当を受け取った後に計算がずれることを防いだり、スムーズに給付を受けることが出来たりします。
一方で経理・会計の世界は、起こったことを正確に記録・報告していくことが重要なんですね。
スタッフが安心して働ける制度の運用のためには「先を見ておく」必要があって、 法人の正しい運営や正しい納税にかかわる会計の分野は「ちゃんと確定してから」作業を行うことが必要。
経理、会計と人事労務は給与など密接に関係する部分が多いと思うのですが、こうしてみると性格がまったく違うものなので、面白いなぁと思いました。
とはいえ、どちらの業務も正確さとタイミングが命ですので、暑さに負けず、頑張って仕事します(‘◇’)ゞ
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