過去は変えることができる?
就職支援担当の山口です。
おや?金曜日のブログは、てる〇ち先生担当じゃないの?と思われている方、すみません。てる〇ち先生は第1教室のキャリコン2日目を全集中で終え、頭から煙が出ている状態のためピンチヒッターを告げられました。ファンの皆様には申し訳ございませんが、お付き合いお願いいたします。
キャリコンの様子を体験して思ったのは、本当に自分は「自分」を理解しているか?という命題です。再就職の活動に際し、あらためて自己理解の講義をご用意しているのは、「自分を一番知っているのは自分」という、一瞬頷いてしまいそうになる言葉を再考していただくためです。
自分を理解するとき、過去から現在までの記憶を手繰っていくと思います。大雑把な言い方をすると、「自己の理解は自分の記憶を整理すること」となります。自分の中にある記憶は、実際の出来事とそれをどう解釈したか、その解釈にもとづく感情がセットになって保存されています。
過去の記憶=「過去の出来事」+「解釈」+「感情」 ですね。
記憶を呼び起こしたとき、いまここで何も起こっていないのに、嬉しくなったり涙が出たりするのは「感情」も一緒に再体験しているからです。
自己理解が難しいのは、この再体験される「感情」を無意識に避けたり忘れてしまったりするのが理由の一つです。悪いことではなく、生々しい記憶を思い出すことで、今現在の自分を傷つけてしまわない為の防衛本能です。
だから無理に思い出す必要はありません。必要な時間の経過と立ち向う勇気が出た時に、また少し自分を理解できるのでしょう。
ところで上の式を見ると、「過去の出来事」は変えることはできませんが、「解釈」はどうでしょう? この「解釈」を変えるのは、やはり授業でお伝えした「リフレーミング」という技法です。「コップの水がもう半分しかない or まだ半分ある」ですね。
と言うことは、リフレーミングで記憶を再定義できる可能性があるということです。
広い意味では過去(記憶)も変えることができる!ということです。
実は「感情」も変える技法がありますが、それはまた別の機会にご紹介します。
なんだか難しい話になってしまってません?
話題はなんでも良いと言われてたので、当初は1F自販機の売れ筋(勝手に)ランキングをお届けしようと思っていたのですが、「第1回目だからねぇ。見てる人もたくさんいるし」という圧に押されて真面目モードでお伝えしました。