なぜサンマは漢字一文字でないのか問題

就職支援担当の山口です。

今朝の出勤時に、電車の中から定食屋さんの幟(のぼり)がみえました。

「秋!絶品 秋刀魚定食」

あぁ、秋ですね。食欲の秋ですね。

ところで、この幟をみてふと疑問に思った事があります。なぜ、サンマは魚編のついた漢字一文字ではなく、「秋刀魚」なんだろう?

もとから魚編の漢字は日本特有のものが多く、漢字の親分である中国発祥では無いものもあります。

四方を海で囲まれ水産資源が豊富であった日本では、輸入された漢字だけでは表現できず、必要に迫られて魚編の漢字が生み出されてきたのでしょうね。

そんな中、現在では秋の味覚として大人気の秋刀魚ですが、いにしえから、江戸時代においてもまだ、あまり庶民に人気の無かった魚らしく、江戸の初めはサヨリの仲間と思われ、「沖サヨリ」などと呼ばれていたとのこと。

味わいも、「はなはだ下品なり」「サユリよりは劣る」など、散々な言われようだったみたいです。

そんなわけで、あまり世間から顧みられない、どうでも良いと思われていたがゆえに魚編の付く漢字が与えられなかったのではないでしょうか?

「秋刀魚」の字は、大正時代頃からようやく使われ始めたらしいですよ。

という事で、秋っぽい話題でまとめてみましたが、個人的には某ビール会社が秋限定で出す「秋味」がコンビニに出始めると、「あぁ、もう秋だな」と感じます。

あれ、去年も同じことブログに書いたような気がする(笑)※2021年9月3日付ブログ参照。

お知らせ

Twitterやってます。ブログ内容へのコメントはTwitterへお寄せください。