産業カウンセラーになった理由
就職支援担当の山口です。
今週は、第1教室の修了式がありました。
修了や卒業など、別れの場では思いが込み上げ、涙することもあると思います。
個人的には、いままで別れの場で涙を流した記憶はありません。
両親のお葬式でも、涙が流れる事はありませんでした。
大切にしてくれた母親の葬儀中、弟が号泣している隣で、感極まることもなく佇んでいました。
「どうして自分は涙が出ないんだろう?悲しみを感じていないのか?冷淡なのか?」
それ以来、自分の感覚を不思議に思い、コンプレックスにも感じてきました。
このもやもやを解決するために、カウンセラーに相談するのではなく、カウンセラーになって、自分で悩みを解決しよう(笑)、と思ったのが資格を目指した切っ掛けです。
何か遠回りしている気もしますが、資格取得後も10年近く勉強を続けて自己理解が進んだ結果、ようやく答え、というか仮説を一つ思い浮かべる事ができました。
1.親元を離れて暮らし、実際に会えない時間の方が多かった(空間的な距離)
2.亡くなって会えない状態は、時間的な距離(過去に巻き戻せない)
3.会えない状況の1.も2.も、自分にとっては同じことであり、心の中で思い出す限り、永遠のお別れなんて無いじゃないか。
文字に起こすと、やっぱり不思議な理論ですが、自分の中ではスッキリと腹落ちした答えなんです。
何よりも、これを思いついてからは「そうだったのか!別にそれはそれでいいよね」と、自分を肯定することができました。
肯定できたからこそ、他人に話す(自己開示する)ことができたのかもしれません。
「自己理解が大切」と言っていますが、その結果として、自分を認める事がもっと大切。
「だから自分はダメなんだ」ではなく、「これが自分の現在地。伸びしろしかない!」と言う着地で良い。自分に優しくできないのに、他人に優しくできるはずがないですもんね。
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以上のようなことを、修了式の時にお話ししました。
ふと思い出して話し始めましたが、その時はあまり構想も考えずに始めたので上手く言葉にできず、伝わり難かったかなと思い、ブログで再チャレンジしてみました。
でもやっぱり、言語化するの難しいですね。
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