希望の雇用形態は

講師担当の小林です。

3月20日に開講した第2教室:求職者支援訓練「ビジネスパソコン基礎科」も、早いもので1か月が経とうとしています。

受講者の皆さんは1か月間の「職業能力開発講習」を経て、めきめきと社会人基礎力が向上しておりますよ!

2か月目に入ると、ようやく?Wordの授業がモリモリスタートします。公共職業訓練の場合は1か月目の中盤の少し後ぐらいからもうWordに入りますので、公共職業訓練を受講された修了生の皆さんは「まだWordに入ってないんだ」と驚かれるかも知れませんね。

さて、そんな第2教室ですが、先日、照内先生による「求人情報の収集」の授業が行われました。

授業内容についての詳しい記載はここでは避けますが、意外と知らない?、各種保険についての説明や雇用形態についての話などをされていました。

雇用形態、とひと言で言っても、正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣……などなど色々とありますが、コロナ禍を経て、最近ではフリーランス(業務委託とか請負とか)という働き方も注目(フリーランスの光と影、その両面とも)されていますね。

非正規雇用で働く人たちの処遇改善に向けたさまざまな動きが色々とある中で、「正社員神話」とでも言いましょうか、そのような考え方がいまだ根強く残っていることを感じさせます。

もちろん、正社員を希望されている受講生の方も多いですし、正規雇用に越したことはないですが、「正社員」を謳って募集をしている求人は残念ながらあまり多くありません。就職活動の時点で「正社員神話」に縛られすぎると選択肢が極端に狭まってしまいますから、幅広い視点でお仕事を探すことをお勧めします。

さて、話を戻しましょう。正社員の求人はそう多くない、ということを上で書きました。

では、それはなぜでしょう。

考え方はいろいろとあると思いますが、企業側としては、いきなり正社員雇用をするのは「こわい」からではないだろうかと思います。(個人の意見です

皆さんも服を買う際に「試着」をしますよね。気に入ったら、購入します。企業が「まずは〇か月ごとの契約社員からスタートしましょう」という選択をしたがるのも、言い方悪いですが、いわゆる「試着」ではないかと考えます(個人の意見です)。で、気に入られれば「購入」…つまり、正規雇用となる機会も用意されています。

上の方で「非正規雇用で働く人たちの処遇改善に向けたさまざまな動きが色々とある」と書きましたが、正規雇用に転換するための政策(法律の改定や助成金の制度など)もたくさんありますしね。

「非正規ですから」という態度で働いていたのでは、正規雇用に転換される機会も失われるでしょう。それどころか、次回の契約更新は見送り…などということにもなりかねません。

長くなってしまいましたが、「入り口」で選択肢を狭めないことが大切です。「正社員神話」はもう遠い昔、神代の時代のお話。広い視野と長いスパンで「求人票」と、そして、自分自身と向き合ってみるのも良いかもしれません。

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