Word|Tips|挿入した表に書式が付く

講師担当の小林です。

昼夜を問わずまだまだ暑い日が続いていますが、だんだんと日が短くなってきているのを感じます。

少し前まで帰りの時間はいかにも黄昏時、という感じだったのですが、近頃は夕暮れの明るさよりも暗さが勝るようになってきました。気候がすっかり様変わりして「秋が短くなった」と言われる昨今ですが、考えてみたら日の長さは地球(と太陽)の営みですから、変わらないのですよね。

さて、めずらしくしんみりとスタートしてみたわけですけども、上の段落、読み返してみたら「〇〇ですが、〇〇」という言い回しばかりになっていることに気づきました。私の文章のクセなのでしょうか…。新たな発見。

それはいいとして、「クセ」つながりでひとつ。

Wordの「クセ」で、受講生の方より質問をいただきました内容がブログネタになるな、と思ったので紹介します。内容としては前回の「Wordって段落の書式を引き継ぐよねー」という話の、いわば延長戦です。

Word|Tips|段落の書式を引き継がないショートカット | 特定非営利活動法人 フェイスアップひたち
https://faceup-hitachi.org/blog/20210817

質問の内容は「Wordで表を挿入したあと、文字を打っていこうとしたらなぜか全部太字になっちゃったんですけど、私なにかしたんでしょうか?」とのことでございました。

もちろん太字の設定を解除してやれば問題ないわけですが、よりによってコンピュータサービス技能評価試験(CS試験)の本番の最中に限ってそんなことが起きたもんですから、試験独特の緊張感も相まって、一瞬パニックに陥ったそうです。そういう時に限って普段起きないことが起こるんですよね…。

原因としては、表を挿入しようとした段落に、すでに書式が設定されていたものと思われます。Wordでは表を挿入する際、カーソルが置いてあった段落の書式を引き継いだ表が挿入されます。

では、当該現象を再現していきましょう。

選択されている段落には、書式(ここでは太字+インデント)が設定してあります。勢いあまって(?)、表を入れるために下に設けていた空白行も選択したまま書式を設定してしまっていることに注目してください。

ここに表を挿入すると…

挿入したばかりのはずの表にインデントが効いている上、太字が設定されています。(画像見づらいですね。すみません)

今回は「表を挿入しようとした段落にも書式設定をしてしまったケース」を紹介しましたが、前回記事でも紹介しました通り、Wordには「改行時に段落を引き継ぐ」という特性がありますので、そちらも併せて気を付けたいですね!それではまた!

(おまけ)ワードアートなども同様に、カーソルが置いてあった段落のフォントの設定などを引き継いで挿入されます。