不思議なリモコン。。。記憶の上書き
就職支援担当の山口です。
おや?またですか?と思われた皆様、申し訳ございません。先週のブログで、
実は「感情」も変える技法がありますが、それはまた別の機会にご紹介します。
と書いたのですが、「あの続き書かなくちゃね(笑)」と、てる〇ち先生のご助言(プレッシャー)があり、今週もブログ担当させていただきます。お付き合いください。
過去の記憶=「過去の出来事」+「解釈」+「感情」
上記の式の中で、「解釈」を変えるのにはリフレーミングを利用できるとお伝えしました。
いまさら「解釈」も変えるのが難しい場合、「感情」の方に直接アプローチしてみます。
いくつかの技法があるのですが、そのうちの一つについてまずはやり方からお伝えします。
思い出すと恥ずかしかったり、嫌な記憶に紐づく感情の高ぶりを減らす方法です。
※【お願い】思い出すだけで辛くて調子が悪くなる記憶などは、無理して試さないでくださいね。
- まずは、その思い出を映像にします。
- 映像の中の自分から幽体離脱するイメージで外に出てみます。
- 外に出た自分(あなた)は、まるで映画館で鑑賞するかのようにその映像(映画)を見ています。
- あなたは、不思議なリモコンを持ってます。スクリーンの映画を加工できるリモコンです。
- リモコンを使って、映画をカラーから白黒にしてみましょう。印象変わりましたか?
- その次に、映画の音声を消してみます。映画の中の人は口パクパクしてるだけですねぇ。
- そのままでスクリーンのサイズをギュッとお家のTVサイズに縮めてみます。迫力なくなりましたね。
- さらにサイズを縮めてみます。スマホのサイズ位になりました。
- 小さいし、白黒だし、音も無いし。。。
- そのスマホをタッパーに入れて、「パチン」とふたを閉めたら棚の中にしまいましょう。
人間は、目(視覚)、耳(聴覚)、舌(味覚)、鼻(嗅覚)、体全体(体感覚)の各センサーで感じた電気信号を脳で処理して「現実」と理解しています。上記の技法は、そのセンサーから受け取った情報を上書きすることで、記憶に残る「現実」も上書きし、結果として感情を和らげる方法です。
これ以外にも、映像の照明を蛍光色から電球色に、とか。聴覚に関しても、音を消した後BGMを付ける(楽しい音楽、「踊るぽんぽこりん」とか?優雅なクラッシックとかもありかも)など、自分に合った方法で試してください。少しは気持ちが楽になったでしょうか?
視覚情報の色、形、明るさ、彩度、動き、距離、位置。聴覚情報の音の大きさ、音程、音のスピード、リズム、音の聞こえる位置。これらをサブモダリティ、と呼びます。どのサブモダリティを変化させれば感情が穏やかになるかは人によって違います。無理をしない範囲で、自分にあったサブモダリティチェンジを試してください。