野生のちから
経理担当の鈴木です。
先週末は季節外れの暖かさで、いつもの川沿いを散歩したのですが、防寒着どころかカーディガンさえ要らない状態でした。川にはまだ白鳥がいたのですが、暑かったのではないかと心配になりますね。
さて、白鳥つながりというわけではありませんが、野生動物は頭が良いというお話です。
我が家は田舎の農家(今はやってませんが)らしく、庭に樹木がそこそこあり、素人では剪定しようもない大きさのものも何本かありますので、年に1度、植木屋さんに剪定してもらっています。
そんな訳で昨日の強風の中、我が家では植木屋さんが庭木の剪定をしてくれておりました。別に強風の日に限らずすることなのですが、ねぎらいの意味を込めて、毎回、午前、お昼、午後とお茶とお菓子を用意してふるまっています。昨日も例に違わず、庭のいつもの場所に、お茶とお菓子を置いておきました。植木屋さんに準備した旨を告げれば、あとは植木屋さんが作業の切りの良いところで休憩を取るので、私共は植木屋さんが作業を再開したころを見計らって片づければよいのです。いつものルーティンです。
いやぁ、驚きました。
庭から父の「うわあ」という大声が聞こえたのです。
何事かと慌てて庭へと駆け付けましたら、父は準備したお茶菓子の前で立ち尽くしておりました。その視線の先、甘いもの、しょっぱいもの、5種類ほどを盛っていたはずの菓子盆の中身はすべて無くなっておりました。今日の植木屋さんは食いしん坊だったのね、とか、そんな話ではございません。
犯人はカラスでした。
父が庭に出たところ、ちょうどカラスが菓子盆にたかっていたところだったそうです。
カラスは父の姿を見てすぐに逃げたのですが、時すでに遅し。残っていたのは口が開いた空っぽの「きのこの山(小袋パック)」一つだけ…
凄くないですか?
外に出すものですから、お菓子はすべて個包装になっているものを準備していたので、匂いにつられて来ているわけではないんですよ。きちんと袋を破いて食べてますし…
後で聞いた話ですが、昨年、我が家に大工さんが来ていた頃にもカラスはお菓子を出す場所をチェックしていたようです。ただ、その時は常にお菓子の場所近くで作業をしていたので手を出せなかったようですね。
昨年目を付けた場所を忘れずに、今回のチャンスを逃さずお菓子をゲットするとは、カラス、侮れん…
というか、一昨日の夕食の献立すら即答できない私は、完全にカラス以下でございます。